名古屋旅行初日
ホテルへのチェックインを済ましたワイらはいそいそと名古屋の街へと繰り出していく。名古屋には誰も詳しくないため、とりあえずわちゃわちゃしてそうな栄方面へと足を運ぶことにした。
とりあえず一杯飲むかと入った居酒屋は激混みで3人の席もかなり狭かった。小島はビールを飲みながら「今日どうする?」と目を輝かせて聞いてきた。
お前風俗行きたいだけやろ
とりあえず腹に何かを入れようと、名古屋名物の味噌カツやらどて煮やら色々と頼んだ。そんな折に隣の女性2名がこちらのテーブルを覗いて話しかけてきた。
「それすごい美味しそうなんですけど、なんでメニューですか?」
ワイはすかさず「これはハムカツですよ」と答える。
「えー!すごく美味しそう!私たちも頼んでみます!ありがとうございます!」
彼女たちは笑顔になって店員さんを呼んでいた。
旅行先でこういうコミニュケーションは良いよなーと気分が良くなってると、麻生がレモンサワーを飲み干して
「あの子たち一緒に飲んでくれんじゃね?」
安易!!!何食べてるか聞かれただけやろ!!
たしかに一緒に飲めるということであれば、最高の初日になる予感はあった。麻生の言葉にほだされてワイも少し隣の様子を伺いながら会話を続けた。
ただ小島はその意見についてあまり乗り気ではないようだった。麻生とワイで声をかけてみようかと企んでいると、小島が
「もしうまくいって一緒に行けちゃったら今日会える女の子あの子たちだけになるよ?」
こいつ今日何しようとしてる?
麻生がすかさず
「それもそうか」
同意すんな!!
3人の意見が一致しない時は実行しないというのが暗黙のルールとしてあったため、声をかけることは控えることになった。
入店から30分くらい経った頃、女性2人がおもむろに立ち上がり、店の外に出た。あれ?と思って見ていると、2人ともタバコを吸い出した。
タバコ吸いそうな雰囲気ではなかったため、意外だねーと麻生に話しかけると、真顔でこう言った。
「やっぱ声かけたら一緒に飲めたな」
安易!!お前ずっと安易やねん!!
結局男3人で美味しいご飯を食べて次の店へと向かうこととなった。
時計はまだ、19時半。。
どこへ向かうのでしょうか。
続きはまた次回!
すでに登録済みの方は こちら