結論 | 名古屋の相席屋は良い

男3人で行った相席屋の結末とは‥
すけさん 2023.06.18
誰でも

2組目との相席が終わり、この日最後の相席となる3組目の女性の元へと向かう。

こちらになります、と店員さんに案内された席では女性2人がサイコロを使って何かをやっていった。

軽い挨拶を済ませて席に着いた後、小島がそれ何やってるんですか?と聞くと

「あー、これはチンチロやってたんです」

チンチロ!?若い女の子2人でチンチロ!?

チンチロ2人衆のうち、1人は少し茶髪っぽいロングの髪の毛でスッピンのようだったがとても綺麗だった。もう1人はスタイルがとても良いきつね顔の女性だった。

せっかくだから一緒にチンチロをやろうという流れになり、ルールを教えてもらいながらチンチロを始めた。負けた人はお酒を飲むという罰ゲーム付きで。

結果としては男性チーム5勝、女性チーム21勝だった。

どんだけ強いねん!!

罰ゲームのお酒はほとんど男性陣が飲むこととなった。ゲームをしながら色々会話を進めていくと、どうやら2人とも名古屋で夜職をやっているようだった。

どうりで2人ともお酒も強く、ノリも良かったのかと合点がいった。2人はまだワイらが1組目の相席で、急遽この店で飲むことを決めたと話していた。

やはり飲みながらのゲームは全員で参加できることもあり、かなり盛り上がった。

ワイらもすでに2時間ほど滞在しており、これ以上はお金もかさむため、そろそろ店を出たかった。

麻生がトイレへと席を立ち、女性たちと会話をする中で小島と目が合う。

(どうする?この子達一緒に出てもらう?)

小島がワイにテレパシーを送ってくる。

(ノリも良いし、この後も飲んでくれそうだからこの子達誘ってみようか)

ワイも小島にテレパシーを送り返す。

小島を意を決したかのようにまっすぐな目でワイを見た。

(お前がこの子達に聞いてみてくれ)

まっすぐな目の使い方間違ってるぞ?

わかった、と軽くうなずくとワイは会話の中で誘うタイミングを伺った。

麻生が帰って来て、会話が少し落ち着いた頃、ワイが思い切って切り出した。

「あの、おれらもうすぐ出ようかなと思うんだけど、めっちゃ楽しいから良かったらこの後どっか外で飲まない?」

さあ、どうなる

そうなんだー、ときつね顔の女性が答えて、

「ウチは全然いいんだけど、この子が明日朝早いんだよね」と、隣のスッピン女性を指でつついた。

おや?このパターンは‥と思ったが、今宵のワイらは意気込みが違った。ここで引いていては名古屋に男3人できた意味はない。

「あーそうなんだー!ちなみに明日の朝は何時からなの?」

すかさず、小島がたたみかける。

「8時とかかな、わたし昼の仕事もやってるから」

「そっかー!そしたら終電までとかはどう?」

ワイもすかさずたたみかける。時計は22時を指していた。

スッピン女性は、うーん、どうしようかなぁときつね顔の子と2人で顔を合わせる。

「カラオケとかでパーっと行こうよ、もちろん奢るし、せっかくこんな楽しいからさ!」

小島は主導権を持ってそうなきつね顔の子にむかってそう問いかけた。確かにこの場合はボスっぽいきつね顔を攻めるのが定石だ。

きつね顔の子は、スッピン女性を少し説得するように「まあ、せっかくだしとりあえず終電まで行こっか!」と告げた。スッピン女性も終電までなら‥と了解してくれた。

麻生が立ち上がり、じゃあもう出よっか、とみんなに呼びかけた。

お前何してた???チンチロして負けてトイレ行って帰って来ただけ??やり遂げたみたいな顔してるけど??

とにもかくにも一緒に出てくれることになったので、5人で席を立った。

名古屋の夜はまだ始まったばかりだった。

続きはまた次回‥

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