男はみんなMの性質を持っている
やまかずと相席屋に入って1組目の女性、さいみさんとゆみさんとの会話は続く。
やまかずはすでに酔いが回っているせいか、いつもよりヘラヘラしている。
やまかず「お二人はどういう友達なの?」
ゆみ「店舗のヘルプでさいみが来て、それで仲良くなったって感じ」
さいみ「こう見えて今年の4月に仲良くなったばっかなの」
ゆみ「でも毎日ラインしてるからね、あんたたちしてないでしょ?」
男同士で毎日ラインしねーだろ
ワイ「ちなみにどういう系の仕事なの?」
ゆみ「あーわたしたち司法書士なの」
司法書士で店舗にヘルプ?!
ワイ「え、司法書士でヘルプとかって概念あんの?」
さいみさんはずっとケラケラ笑っている。
ゆみ「あんのよ、うちら賢くて可愛い司法書士なの!」
ワイ「司法書士って個人事業主ってか、店舗とかっていうのがあるんだ」
さいみさんはずっとケラケラ笑っている。
やまかずはなんか喋っているが、何言ってかほぼ分からなかった。
ワイ「もう絶対嘘じゃん!ほんとのこと教えてくんないの?」
ゆみ「ほんとはうちらロースクールに通ってるの」
もうええっちゅうねん!!!
結局ゆみさんがトイレに行っている間にさいみさんに確認すると、2人とも美容クリニックで働いているとのことだった。
やまかずはこの2人が気に入っているらしく、常に上機嫌だった。
ゆみさんのドS具合がツボにはまっているようだった。
やまかず「ゆみちゃんのその感じ、なんか俺好きかもしれない」
さいみ「男はみんなそれ言うよ、踏みつけられたいんだって」
ワイ「でも、ほんとはゆみちゃんMなんでしょ?」
ゆみ「私はどっちにもなれるの!可愛いから使い分けられるって感じ。だからアンタらも踏みつけてほしいなら踏みつけてあげるよ」
ワイ・やまかず「お願いしますっ!!!!!!!」
気づいたらワイもゆみさんのとりこになってしまっていた。
だが、残念なことに2人もこのあと六本木のバーで飲み会の約束があるとのことで、別の店で飲みなおすのは難しそうだった。
しばらくして店員が席へ来て、ワイらが移動することになったため、最後の挨拶をしていると、ゆみさんが携帯をこちらに見せてきた。
ゆみ「はい、読み取りなよ」
ラインのQRコードだった。
惚れてまうやろーーーー!!!!!!!!
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